日立オフコン用OSの歴史

1970年,オフィスコンピュータの前身として本格的ビリングマシンHITAC1用ソフトウェアが発表された.その後1973年には,磁気カードをベースとしたビリングコンピュータHITAC5,オフィスコンピュータHITAC55用ソフトウェアが発表された.

1977年,データエントリ,帳票発行,リモートジョブ入力等の機能を併せ持つ汎用インテリジェントシステムHITAC L-320のOSとして,下記ニーズを踏まえL-320/PSが発表された.

  • ユーザプログラム作成およびシステム運用上の効率向上を図ること.
  • 初心者オペレータでも簡単に扱える優れた操作性を持つこと.
  • オフラインでのスタンドアロンタイプのオフィスコンピュータとしての位置付けと,回線接続時の汎用インテリジェント端末としての位置付けの両面を実現すること.

1983年,OA対応の多機能オフィスコンピュータとして,接続ワークステーション数をはじめハードウェア規模を大幅に拡張し,高機能化を図ったシステムHITAC L-70シリーズ用のOSとしてMIOS7と,対話性を重視したHITAC L-30,50シリーズ用のOSとしてMIOS3が発表された.

1986年,オフィスプロセッサでのシステムOA機能を,単にオフィスの局所的な対応ではなく,個人レベル,部門レベル,企業レベルなど総合的な企業情報処理システムの一環としてとらえ,下記利用形態を想定したHITAC L70/8シリーズ向けのOS MIOS7/ESが発表された.

  • 基幹情報の多角的利用
  • ネットワークシステムによる情報交換
  • 情報の共同利用と部門間の連携
HITAC L-30/8,L-50/8シリーズ用のOSとして,MIOS3/ESMIOS/PCが発表された.
さらに,1988年には,後継のHITAC シリーズ用のOSとしてMIOS3/ES2,1989年,下記オフィスコンピュータ用のOSとしてMIOS3/ASが発表された.

1990年,オフィスプロセッサの利用が,情報を多角的に活用する戦略的な情報処理へと拡大する中,対話によるトランザクション処理に加え大形ホストコンピュータとの連携による垂直分散,業務の分散化に対応した水平分散処理など,集中と分散を融合したネットワーク処理を実現するHITAC L-700シリーズのOSとしてMIOS7/ASが発表された.

1993年,開発期間の短縮,高品質かつ低コストな開発依頼の増加,膨大な既存システムの維持コストの低減など,変化する企業環境に合わせてソフトウェア開発の要求が厳しさを増す中,elles7シリーズのOSとしてMIOS7/AS2が発表された.