日本電気は1975年6月,GCR(Group Coded Recording)方式で6250RPIの磁気テープ装置N7630シリーズをACOSシリーズ77システム500とともに発表した.また1976年4月,その高速機種N7633をACOSシリーズ77システム800,900とともに発表した.
N7620シリーズ磁気テープ装置と同様,JIS/ISO標準の1/2インチ幅2400フィート長オープンリール・テープに対応し,記録密度の向上とインターレコードギャップの短縮により,記録容量の拡大が達成されている.また,テープ自動装着機構等により省力運用が可能である.筐体サイズ・外観はN7620と同様であるが,約50kgの軽量化が図られている.
型名 | N7631 | N7632 | N7633 | |
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記録密度(RPI) | 6250(GCR)/1600(PE) | |||
インターレコード・ギャップ(インチ) | 公称0.3,最小0.28(GCR)/公称0.6,最小0.5(PE) | |||
テープ走行速度 (m/秒) | 1.91 | 3.18 | 5.08 | |
テープ巻戻し時間(秒) | 50以下 | 45以下 | ||
情報転送速度(kB/s) | 468(GCR)/120(PE) | 781(GCR)/200(PE) | 1250(GCR)/320(PE) | |
起動時間(ms) | 1.9(GCR)/3.0(PE) | 1.5(GCR)/1.9(PE) | 0.95(GCR)/1.5(PE) | |
外形寸法(mm) | 800(W)×750(D)×1660(H) | |||
重量(kg) | 約400 | 約450 | ||
発表 | 1975年6月11日 | 1976年4月19日 |