【日本電気】 N7620シリーズ磁気テープ装置

日本電気は1974年5月,PE(Phase Encoding)方式で1600RPIの磁気テープ装置N7620シリーズを同社の新メインフレームACOSシリーズ77とともに発表した.
真空併用型シングルキャプスタン駆動方式を採用している. 自動リールロック,テープ自動装着機構,またカートリッジによる装着機構も備えており,省力運用が可能である.
JIS/ISO標準の1/2インチ幅2400フィート長オープンリール・テープに対応し,テープ走行速度・データ転送速度の違いで複数モデルが設けられている.

N7620シリーズ磁気テープ装置の諸元
型名 N7621 N7622 N7623
記録密度(RPI) 1600(PE)/800(NRZ)
インターレコードギャップ(インチ) 公称0.6,最小0.5
テープ走行速度 (m/秒) 1.91 3.18 5.08
テープ巻戻し時間(秒) 60以下 45以下
情報転送速度(kB/s) 120(PE)/60(NRZ) 200(PE)/100(NRZ) 320(PE)/160(NRZ)
起動時間(ms) 3.5以下 3.0以下 2.3以下
発表 1974年5月23日

  
N7620磁気テープ装置