【電気試験所】 ETL Mark IV A トランジスタ式計算機

電気試験所では1958年7月にETL Mark IVを大改造した.磁気ドラムの周辺が完全にトランジスタ化され,さらに磁心記憶装置の増設,語長の10進6桁から8桁への拡大,インデックスレジスタの新設が行われた.1959年8月にこれが完成し,ETL Mark IV A と呼ばれることになった.速度はMark IVの数十倍になり,翌年東大でPC-2が完成するまでは,国産機中では最高速で,以後数年間使用された.

現在ETL Mark IV Aは国立科学博物館に保存されている.


  
ETL Mark IV A