FMV-DESKPOWERは,「FM Vシリーズ」の本格的な個人向けパソコンとして1994年10月に富士通から発表されたデスクトップパソコンである.標準的な個人使用で必要と考えられるハードウェア(高性能CPU/サウンド機能/CD-ROM/HDD/FDD/カラーディスプレイ/スピーカー等)とソフトウェア(OS(MS-DOS 6.2V,Windows3.1),ワープロソフトやその他各種の実用ソフト,ゲーム等)を予め全てセットにした「オールインワン」という発想により,PCに詳しくない初心者でも買ってすぐに使用できるパソコンとして発売された.
「オールインワン」の利点は広く世に受け入れられ,FMV-DESKPOWERはヒット商品となった.その後,オールインワンが個人市場向けに販売されるパソコンの標準的な形態として現在(2008年現在)に至っている.
モデル名 | FMV-DESKPOWER(FMV-450sD2 モデル20S) |
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発表時期 | 1994年10月 |
CPU | i486SX2 50MHz |
メモリ | 8 MB |
HDD | 420 MB |
FDD | 3.5インチ3モード(*1)×1 |
光学ドライブ | CD-ROMドライブ(倍速)×1 |
外寸 | 400(W), 400(D), 125(H)mm |
重量 | 約10 kg |
OS | Windows3.1, MS-DOS 6.2/V |
その他 |
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- (*1)3モード: 3つの容量(720KB, 1.2MB, 1.44MB)に応じたフォーマット形式を扱える.