FUJITSU GRANPOWER6000シリーズの後継となる富士通のオフィスコンピュータ.全機種にインテル社のPentiumIII,PentiumIIIXeonを採用し,GRANPOWER6000シリーズに対しCPU単体で最大1.4倍の性能向上を図って,2000年5月に富士通から発表された.また,富士通のPCサーバはPRIMERGY,オフコンをPRIMERGY6000として,IA(注1)サーバのブランドの統一が図られた.PRIMERGY6000シリーズは,内田洋行からはNetGLOBE9000IIIシリーズとして発売された.FUJITSU PRIMERGY6000シリーズは以下の特徴を持つ.
- (1) 基幹業務のインターネット利用に対応するパフォーマンス向上
- 性能向上の著しいインテル社のプロセッサを全機種に採用したIAサーバとして性能アップ.
- エントリモデル: PentiumIII(700MHz,750MHz)
- ミッドレンジ: PentiumIII(800MHz)
- ハイエンド: PentiumIIIXeon(800MHz)
- (2) 既存資産の完全継承とインターネット対応強化
- 富士通のオフコンはGRANPOWER6000において,従来からの「Kシリーズ」からの資産を完全に継承する機能を絹をマイクロカーネルとして提供してきた.その技術を基本ソフトウェア「ASP V15」にて継承.さらに,ソフトウェアの役割が大きくなってきた時代の流れを示すように,インターネット対応に係る機能がソフトウェアにて用意された.
- WWWサーバ機能
- WWWブラウザエミュレータ
- WWWサーバシステムモニタ
- (注1)IA(Intel Architecture):インテル社製マイクロプロセッサのアーキテクチャ.
モデル名 | 6300 | 6500 | 6700 | ||||
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タイプ | ‐ | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 |
発表時期 | 2000年5月 | ||||||
CPU | PentiumIII (700MHz) |
PentiumIII (750MHz) |
PentiumIII (800MHz) |
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CPU数 | 1 | 2 | 1 | 2 | |||
主記憶容量 | 64MB 〜256MB |
64MB 〜512MB |
128MB 〜512MB |
256MB 〜1GB |
384MB 〜1GB |
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基本ディスク容量 | 9.1GB(ミラード) | 18.2GB(ミラード) | |||||
最大ディスク容量 | 50.2GB | 200.2GB | 366.7GB | ||||
最大回線数 | 4 | 24 | 64 | 124 | |||
OS | ASP V10 | ||||||
その他 |
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(*1)ペディスタル(Pedestal)型: タワー型と呼ばれる形状を含むが,より幅広の場合を含める型
モデル名 | 6500 | 6700 | 6900 | ||||||||
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タイプ | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
発表時期 | 2000年5月 | ||||||||||
CPU | PentiumIII (700MHz) |
PentiumIII (750MHz) |
PentiumIII (800MHz) |
PentiumIII Xeon(800MHz) |
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CPU数 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 6 | 8 | ||
主記憶容量 | 64MB 〜512MB |
128MB 〜512MB |
256MB 〜1GB |
384MB 〜1GB |
512MB 〜2GB |
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基本ディスク容量 | 9.1GB (ミラード) |
18.2GB (ミラード) |
27.3GB (ミラード) |
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最大ディスク容量 | 200.2GB | 336.7GB | 637GB | ||||||||
最大回線数 | 24 | 64 | 124 | 128 | |||||||
OS | ASP V10 | ||||||||||
その他 |
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以上の諸元は発表時のもので,その後の改良で変更されている場合がある.