【日本電気】 PX7800SV,PX7600SV

1998年4月,パラレルACOSシリーズの新製品として,新たに開発したCMOS型演算プロセッサ「NOAH(ノア)-4」を採用し,同プロセッサを32個搭載したモデルで世界最高速レベルを実現した「PX7800SV」など2機種が発売された.PX7800SVは,17モデルから構成されており,従来機種に比べ,単体性能で2倍の高速化を実現していた.また,PX7600SVは,9モデルから構成されており,従来機種に比べ,単体性能で1.6倍の高速化を実現し,新製品2機種による性能レンジは約250倍を実現していた. いずれも,基本ソフト(OS)に「ACOS-4/NPX」を採用していた. 0.25μm(マイクロメートル)ルールの半導体製造技術を用いて,日本電気が新たに開発したCMOS型演算プロセッサ「NOAH-4」を搭載しており,同プロセッサを32個搭載したモデルで世界最高速レベルを実現していた.同プロセッサは,ACOSシステム3800に搭載したバイポーラ型演算プロセッサと同等の単体性能を実現しており,価格性能比で5〜9倍の向上を,設置面積で1/5の省スペース化,消費電力で1/35の省電力化を実現していた.


「PX7800SV」の主な仕様
モデル 313
SV
314
SV
321
SV
322
SV
323
SV
324
SV
326
SV
328
SV
334
SV
演算処理
プロセッサ数
1 1 2 2 2 2 3 4 6
主記憶容量 256〜2,048MB
拡張記憶
容量
256〜32,768MB
最大
チャネル数
電気・光1,024/高速光256/高速光ループ256
ファイル
共有型並列
システム
最大16CPU
オペレーティングシステム ACOS-4/NPX

モデル 338
SV
344
SV
348
SV
358
SV
368
SV
378
SV
388
SV
398
SV
演算処理
プロセッサ数
8 10 12 16 20 24 28 32
主記憶容量 256〜2,048MB 512〜2,048MB
拡張記憶容量 256〜32,768MB
最大チャネル数 電気・光1,024/高速光256/高速光ループ256
ファイル共有型並列システム 最大16CPU
オペレーティング
システム
ACOS-4/NPX

 
パラレルACOSシリーズ PX7600SVパラレルACOSシリーズ PX7800SV