【富士通】 FACOM 100用60単位テープ読取機および穿孔機

富士通信機製造(現富士通)のFACOM 100(日本初の実用リレー式自動計算機)用に開発された60単位のテープ読取機および穿孔機は,当時電信機用として使われていた6単位のテープ読取機および穿孔機と似た原理と構造を有し,能率を増大させるために60単位に改めたものである.テープとして,数値用は幅広い紙テープを用い,命令用は繰り返し使用するため耐久力のある不燃性フィルムを用いた.1954年10月に完成したFACOM 100に,4台の命令テープ読取機,3台の数値テープ読取機および3台の数値テープ穿孔機が接続された.

FACOM 100を使用して数値計算を行う場合には,操作台の右にあるテープ作成台(写真「FACOM 100システムを構成する装置」を参照)を使用して,命令用テープおよび数値用テープを作り,それらのテープをそれぞれ命令用テープ読取機および数値用テープ読取機で読み取る.これにより,命令テープで指示された命令に従い,数値テープのデータを読み込んで計算を行った.出力用として,印刷装置やテープ穿孔機が使用された.


 
FACOM 100用60単位テープ読取機FACOM 100用60単位テープ穿孔機