日本電気は1962年,543磁気テープ装置を完成した.当時の世界最高テープ走行速度 4m/秒を達成した.
この装置はNEAC-2230,NEAC-2206に使用され,1962年11月の第一回国産電子計算機ショーに出展した.
本装置のテープ駆動方式はピンチローラー方式,テープ緩衝機構は真空室方式である.
テープ走行速度により,543A,543Bの2モデルが設定されている.
| 型名 | 543A | 543B | |
|---|---|---|---|
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磁気テープ |
幅 (mm) | 12.7 | |
| 長さ(m) | 760 | ||
| トラック数 | 7 | ||
| テープ走行速度 (m/秒) | 4 | 2 | |
| テープ巻戻し速度 (m/秒) | 6 | ||
| スタート,ストップタイム(msec) | 4 | ||
| 情報記録密度(ビット/mm) | 15 | ||
| 情報転送速度(字(BCD)/秒) | 90,000 | 45,000 | |
| 用途 | NEAC-2230,NEAC-2206 | ||



