A-6542は2000年6月に日立製作所から発表された小型ディスクアレイサブシステムであり,A-6541の基本機能を継承しつつ,大規模クラスタ環境に適応できるよう,より一層の高性能化・大容量化・高信頼化を実現した装置である.SAN対応機能をはじめ拡張性も充実し,PCサーバベースから,小規模分散処理,大規模データウェアハウスまで多種多様なシステムでの対応を可能としている.
この装置は以下の特徴を持つ.
- (1)A-6541に比べて最大6倍性能のコントローラを搭載.また,コントローラ〜HDD間(バックエンド)をファイバーチャネル化.
- (2)専用ラック搭載時,最大100HDDをサポートし,180ギガバイトディスク搭載時16.6テラバイト(RAID5)の大容量を実現.
- (3)ホストフリー(非経由)で同一サブシステム内部に論理ボリュームレプリカを作成.このレプリカを利用することにより,サーバおよびLANの負荷を増やすことなく,通常のオンライン業務と並行して高速にデータベースのオンラインバックアップを実行できる.
- (4)ディスクアレイ管理プログラムによるアレイ構成設定,障害監視・通知,セキュリティ設定の一元管理を実現.
筐体タイプ | ラックマウントモデル | フロアモデル | 基本筐体 | 増設筐体 | ラック搭載 | ディスク 10台タイプ |
ディスク 20台タイプ |
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型名 | A-6542 -RK |
A-6542 -RKA |
RKx1台 RKAx9台 |
A-6542 -CK1 |
A-6542 -CK2 |
ホストインタフェース | 2Gbps/1Gbpsファイバーチャネル,Ultra-2SCSI,UltraSCSI | ||||
ディスクドライブ | 17.8GB/35.6GB/71.6GB/175.8GBディスク | サブシステム容量 | 35.5〜1582.9GB | 最大 16180GB |
35.5〜1582.9GB | 35.5〜3165.9GB |
キャッシュ容量 | 256〜2048MB/コントローラ | ||||
外形寸法(WxDxH)mm | 483x656 x262 |
483x656 x152 |
610x813 x1880 |
262x737 x600 |
417x737 x600 |