【日本電気】 N7795固定磁気ディスク装置

日本電気は1990年7月,大容量固定磁気ディスク装置N7795をACOS システム3800とともに発表した.

大型固定磁気ディスク装置が14インチ径から9インチに移行する中で,1989年に出荷した9インチ・メッキディスク採用のN7768固定磁気ディスク装置の延長線上に位置づけられるもので,薄膜磁気ヘッド,薄膜(メッキ)磁気ディスク媒体,サーボ回路の改良,1-7RLL変調コードの採用等により,小型化,高密度大容量化,データ転送の高速化が図られている.

なお製品として,アクセスするシリンダを半分の領域に限定することによって,記憶容量は半分であるが平均シークタイムを12msから10msに高速化したモデルも設けている.

N7795磁気ディスク装置の諸元(HDA当たり)
記憶容量(GB) 2.85
平均シークタイム(ms) 12
平均回転待ち時間(ms) 8.1
データ転送速度(MB/s) 4.5
ディスク径(inch) 9
ディスク枚数 9
ヘッド数(情報記録部) 15
シリンダ数 (( )内は交替用) 2742+(4)
記録密度(bpi) 37800
トラック密度(tpi) 1670
記録方式 1-7RLL
総記憶容量(GB)(装置全体) 22.8
装置寸法(mm) (装置全体) 825(W)×780(D)×1790(H)

  
N7795固定磁気ディスク装置