情報処理学会設立

情報処理学会は山下英男和田弘が中心になって創設したもので,1959年6月ユネスコがパリで開催した国際情報処理会議がその契機であった.この会議が成功だったので,これを定期的に開催したいという希望が各国の参加者からあり,会議主催のために翌年1月IFIPS(International Federation of Information Processing Societies,1年後に略称をIFIPに変更)が発足した.我が国もIFIPに加盟することにしたが,当時この分野を代表する学会がなかったので,山下英男,和田弘などが有志を募り,1960年4月22日に情報処理学会(初代会長:山下英男)を設立した.当初は任意団体だったが,3年後の1963年5月には社団法人となった.


 
「情報処理」Vol.1, No.1 本会記事情報処理学会設立当時のメモ