1968年に発表されたMELCOM81は,いわゆるオペレーティング・システム(OS)と言われるような基本ソフトウェアを搭載せず,COOL(Customer Oriented Optimum Language)と呼ばれる10進の機械語を用いたプログラミング環境(言語システム)によって利用するものであった.その後1974年のMELCOM80モデル31でOS(AOS)が搭載された後も,COOLをベースとしたオフコンの後継機が投入され,1978年発表のMELCOM80モデル18,28まで使われた.
COOLによる言語システムについて,1969年に発表されたMELCOM83を例にとって説明する.図にMELCOM83のCOOLによるソフトウェア体系を示す.