1974年に発表されたMELCOM80モデル31で,初めてオペレーティング・システムが搭載された.モデル31では,シングルタスクOSであるAOS(All-round Operating System)が搭載され,その後,1977年発表のモデル38では,AOSをマルチタスク化したDPS(Dynamic Processing System)が開発され,機器構成などによってAOSとDPSを使い分けることができるようになった.いずれも16ビット・アーキテクチャである.オペレーティング・システムを構成する要素は,処理プログラム,管理プログラムおよびシステム生成の3種類に大別される.DPSのシステム構成を図に示す.