大型汎用機のプロセッサグループで,M-660D,M-660H,M-660K,M-662Kの4機種からなる.
M-660HはM-260Hの後継機に位置付けられる大型機で,効率のよい論理方式により,少ないゲート数でプロセッサを小形化した.同時にマシンサイクルを可能な限り短縮するため,国産機では初めて1メガビットDRAMを搭載した.また,先行制御,高速10進演算機構などの高速化論理方式により世界最高レベルの高性能・省スペース・省電力のプロセッサを実現した.
M-660Kは,M-660Hの上位モデル.さらにM-662Kへのフィールドアップグレードが可能.
M-662Kは,2台の命令プロセッサを持つダイアディックプロセッサ.M-66Xプロセッサの最上位モデルであり,M-660Dの約3.5倍の性能.
M-660Dは,M-66Xプロセッサグループのエントリモデル.上位モデルへのフィールドアップグレードが可能.
また,これらの改良モデルとして,M-660プロセッサグループEモデルがある.
M-660D | M-660H | M-660K | M-662K | |
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命令プロセッサ台数 | 1 | 2 | ||
バッファ記憶容量 | 32KB | 64KB | 64KB×2 | |
主記憶容量 | 32〜256MB | 64〜256MB | ||
チャネル数 | 8〜32 | 16〜32 | ||
発表時期 | 1987年3月 | 1986年8月 | 1987年3月 |