1990年5月,日本電気は,米国MIPS社のRISC型マイクロプロセッサR3000を搭載したNECスーパーステーションEWS4800/220(卓上型),同260(床置き型)を発表した.EWS4800/220はクロック周波数30MHzのR3000を搭載することにより,整数演算で30MIPSとデスクトップタイプとしては世界最高の演算速度を実現している.また,両機種ともに高速描画機構を標準装備して,毎秒40万ショートベクトルの描画能力を持っており,CAE(CAD,CAM,解析),AI,画像処理,ディーリングなど高速処理を必要とする幅広い分野での利用に適したワークステーションとして発売された.
EWS4800/220,260のいずれも,UNIX System V リリース4.0に準拠したOSを日本で初めて搭載した.
220 | 260 | |
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発表時期 | 1990年5月 | |
CPU | R3000(30MHz) | R3000(33MHz) |
フローティングポイントプロセッサ | R3010(30MHz) | R3010(33MHz) |
性能 | 30MIPS | 33MIPS |
メモリ容量 | 最大32MB | 最大384MB |
キャッシュメモリ | 64KB(命令)+64KB(データ) | |
解像度 | 1,280×1,024 | |
表示色 | 256色 | 256色(標準) |
1,670万色(オプション) | ||
グラフィックスアクセラレータ | 標準 | オプション |
拡張スロット | 2 | 7 |
OS | EWS-UX/V(UNIX System V R4.0) |