【東芝】 Rupo JW-G7000

1999年に発売されたパーソナルワープロで,400dpi/1,670万色フルカラーの高画質での読み取りが可能なカラーハンディスキャナや,デジタルカメラからの写真画像の取り込みを容易にするスマートメディアスロットを搭載し,画像の取り込み機能を大幅に強化した.取り込んだ画像は,ハート型,星型などのパターンで切り出したり,セピア調,モザイクなどの加工処理をしたり,人物などを輪郭で切り出して別の画像と合成したりすることができた.

スマートメディアは,当時デジタルカメラの記憶媒体として普及していたので,デジタルカメラで撮影した画像の取り込みに利用することができたが,作成した文書の保存にも利用することができた.16メガバイトの容量のスマートメディアには,最大24,000頁まで文書が保存できた.

1978年に初の日本語ワードプロセッサJW-10を発売した東芝のワードプロセッサの歴史は,このJW-G7000で幕が引かれ,2000年に製造終了となった.

Rupo JW-G7000の諸元・仕様
外形寸法他 幅376×奥行385×高さ92 mm,約5.4kg
電源 AC100V 50/60Hz 16W(最大49W)
表示装置 11.3インチカラー液晶 640×480ドット(VGA)
カラースキャナ 解像度 400dpi/200dpi/100dpi 最大読取りサイズ A4縦
記憶装置
3.5インチフロッピーディスク(2HD/2DD)
スマートメディア(2/4/8/16/32/64/128MB)
記録文書量 63文書 約260頁(2DD)
   383文書 約1,500頁(2HD)
   693文書 約24,000頁(スマートメディア 16MB)
プリンタ
昇華型熱転写方式(フォトプリンタ印刷)/感熱・熱転写(フルカラー印刷1,670万色)
225文字/秒(感熱・熱転写印刷時)
B4オートシートフィーダ搭載(30枚)
曲線スーパーアウトラインフォント(明朝体,ゴシック体,正楷書毛筆体,細丸ゴシック体),アウトラインフォント(エリート12,クーリエ10,プロポーショナルスペーシング10種)
入力 全文丸ごと変換(最大60文字)
変換単語数 815,000語 AI辞書 1,407,000例
郵便番号辞書 139,000語
新語登録 450語
文書容量 長文書 48,000語 通常文書 16,000語
カラーイメージ編集
表現可能色 1,670万色
切り出し,画像合成,図形編集(塗りつぶし,反転,コピー/移動,拡大・縮小,回転,合成,効果・画質変更など)
データ処理
住所録,グラフ(22種),表計算,他社文書変換,MS-DOSテキスト変換

  
Rupo JW-G7000