【東芝】 Rupo JW95HV

1991年に発売されたパーソナルワープロで,160ドットの幅広印字ヘッドにより3行同時印刷を可能とし,230文字/秒という高速印刷を実現した.東芝の従来Rupoシリーズの印字速度70字/秒と比べると格段に速い印字速度であり,当時の広告では,「3行革命」という表現が用いられ,注目を集めた.同機はほかにも以下のような特長を備えていた.

  • 1.   ニューロ学習機能の搭載
    2つのことばの関係を解析して,その組合せを変換用例として学習することにより,使用者のことばの使い方に合わせた的確な同音語の選択が可能となった.
  • 2.  明朝体,ゴシック体,毛筆体の三書体の文書内混在が可能
  • 3.  アイコンの採用
Rupo JW95HVの諸元・仕様
外形寸法等 幅365×奥行395×厚さ103mm,6.5kg
電源 AC100V 50/60Hz 0.8A
表示装置 バックライト付白液晶
 40字×20行(80字×38行:1/2縮小表示)
プリンタ
熱転写プリンタ(56×56ドット 10ポ)
230字/秒(160ドットヘッド)
アウトラインフォント(明朝体,ゴシック体,正楷書毛筆体)
入力方式
全文まるごと変換(最大60文字)
変換
変換単語数 150,000語(基本単語 78,000語)AI変換 400,000例
新語登録 2,000語
学習機能
ニューロ学習,最新使用優先方式,長期頻度学習
文書容量
長文書 48,000文字 通常文書 16,000文字
オプション機能
MS-DOSテキスト変換,パーソナルデータベース

  
Rupo JW95HV