1999年9月,日本電気より音声認識機能やタッチボタンを新規に搭載し,脱着可能なハンデイスキャナの採用などにより,快適・簡単な操作性を実現したJX-750が発売された.
JX-750は以下の特長を有していた.
- (1) 「Simple」「Square」「Skeleton」の3Sを造形コンセプトに,むだのないミニマムサイズのデザインをめざし,開発された.JX-750はデザイン性を認められ,1999年度のグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞した.
- (2) マイクに話しかけることによって印刷などの操作ができる音声認識ナビゲーションやキーボードに触れることなく,画面をタッチすることではがきの作成ができたり,よく使う7つの機能が指タッチで起動するタッチボタンで簡単操作ができた.
- (3) 本体に取り付けたまま,縦方向800dpiで読み取り可能なカラースキャナーを搭載していた.本スキャナーは本体から取り外してハンディスキャナとしても使用できた.
- (4) 高速56kbpsモデムを内蔵しており,快適にインターネットやEメールなどの通信が行えた.
- (5) 誤字・脱字を始め,送り仮名,同音語,商標・商品名など13項目についてチェックができるスペルバイザー(文書チェック機能)を搭載していた.また,ビジネスからプライベートまで活用できる基本文例や時候のあいさつなどの文書作成支援機能も搭載していた.
- (6) 文書面2枚同時印刷に加え,宛名書きも2枚同時に印刷できる高速カラーはがき印刷により,年賀状など枚数の多い印刷もスピーディに美しく印刷できた.