1997年10月,日本電気よりCPUとしてV830を搭載することで処理速度の高速化を図り,33.6kbpsモデムを内蔵することでインターネットを快適に利用できるJX-S700/JX-S500が発売された.JX-S700/JX-S500は以下の特長を有していた.
- (1) 実行したいテーマ,項目を選ぶだけで簡単に操作できる目的別メニューとして,プルダウンメニューを採用し,見やすく,使いやすくしていた.
- (2) 33.6kbpsモデムを内蔵することでインターネットなどの通信を行うことができた.
- (3) スピーカを内蔵していたので,音声データの入ったホームページを閲覧できた.さらにセキュアソケットレイヤVer.3対応のホームページを利用可能にすることで,購入商品のデータやクレジット番号など,個人情報を自動的に暗号化できた.
- (4) カラー画像,カラーイラスト,はがきサンプル,文書サンプルなどを内蔵しており,イメージを画面に一覧表示しペンタッチすることで選択でき,従来のバーコード用冊子を用いず,本体だけでイラスト内容を確認選択できた.
- (5) マイクとスピーカが内蔵されており,ワープロを使いながら電話ができた.ポケベル機能もついており,カタカナで入力すると,ダイヤルの文字ナンバーに変換し,ポケベルにメッセージ送信できた.