【東芝】 TOSWORD JW-7D

1983年に販売を開始した,東芝のデスクトップ型ワープロ高級機であり,デスクトップ型としては同社初の磁気ディスク内蔵機.容量10メガバイトの5インチ磁気ディスクを採用し,システムや辞書を格納し,8インチFDDは文書専用装置とした.磁気ディスクにも共有文書として1,000ページまでの文書の保存が可能である.

コスト問題やサイズの問題などから,多くのワープロはFDDベースであった(東芝の場合も,JW-10と同モデル2は磁気ディスク内蔵であったが,その後のJW-5以降はFDDベースであった)ために,操作の内容によっては,頻繁にFDの差し替えが必要となり煩わしさが拭いきれなかったが,磁気ディスク採用によって操作が大いに簡素化された(小型・高密度の磁気ディスクが,安価で入手可能となったおかげである).

JW-7Dでは,磁気ディスク採用以外にも,以下のような機能強化が行われた.

  • ルビ文字(1/4角文字)のサポート
  • 登録外字数増加(188文字->1,034文字)
  • 116字/秒の高速プリンタ接続

  
TOSWORD JW-7D