【ソニー】 PJ-1000

プリンタ着脱式ワープロ"プロデュース"の基本コンセプトである「セパレート&コンパクト」を掲げ,ソニーは,1989年2月,カルク・グラフ・通信機能など機能を備えた日本語ワードプロセッサ"プロデュース1000"「PJ-1000」を発表した.

特徴

1)  本体から分離できるセパレートプリンタ
プリンタを立てて使用すれば,用紙を曲げずに印刷できる水平印字方式を採用.印字は48×48ドットで,多くの材質のものに印字が可能.
2)  45文字×20行表示の大型液晶ディスプレイ
スライドオープンディスプレイにより,45文字×20行を表示.
3)  関数計算もできるカルク(表計算)機能
最大512行×横128列(有効セル数約8,000)までの表が作成可能.関数は58種類が用意されている.
4)  カルクのデータを8種類のグラフに変換
カルクで作成したデータを,8種類のグラフ(棒,積層,折れ線,円,レーダーチャート,帯,パレート図,散点)に変換できる.
5)  キー入力だけで7カ国語に対応する欧文ワープロ機能(記号入力なら15カ国まで)
イギリス,フランス,ドイツ,イタリア,スペイン,デンマーク,スウェーデンの7カ国語に対応.

PJ-1000の主な諸元
キー JIS配列 英字標準
入力方式 かな漢字45文字一括連文節変換,ローマ字入力可能
文字種 漢字:JIS第一水準2,965字,JIS第二水準3,388字
和文:670字,欧文:186字,記号:474字
辞書数 約15万語(基本 60,000語,複合語 90,000語)
ディスプレイ 720×400ドット(45字×20行,ガイダンス1行を含む)
メモリ 文書メモリー:約10,000文字,メモ:約1,000文字,
スケジュール:約150件(ディスク保存可能)
ユーザ辞書:約200語(ディスク保存可能)
外字:8字(ディスク保存可能)
ディスク 2インチデータディスク
文書:最大60,最大A4 170ページ(1,000文字/ページ)
書体 和文:明朝体,ポエム,行成,(ポエム,行成はひらがな,カタカナのみ)
英文:ローマン体,タイプライタ,ヨーロピアン・ボールド,ヨーロピアン・レギュラー,スクリプト
文字修飾 下線,肉太,斜体,網かけ
行修飾 拡大(1〜16倍,スムージング),反転,白抜き,影付き
電源 充電式バッテリーパックNP-22H,充電アダプタ
最大外形寸法 本体のみ:348×71×228mm(突起部を含まず)
プリンタ付き:348×75×348mm(幅/高さ/奥行き)
重量 約2.9kg

  
PJ-1000