沖電気が邦文ワードプロセッサのローエンド機として1979年5月に発表した“OKI WORD EDITOR-200”は,入力表示部,キーボード,漢字プリンタ等が一体となった装置で,CPUや常用句などの文章を収容したマスタ装置1台に3台のスレーブ装置を接続して,3台の同時に作業がシステムを構成していた.
文字種はJIS規格第一水準の標準3,304字で,入力は当該の音読みをキーボードから入力すると,同一の音から始まる文字が表示部に表示され,その中から当該文字を選択入力する表示選択方式を採用していた.
印字出力にはワイヤ・ドット方式の漢字プリンタを用い,24×24ドットマトリックスによる鮮明な明朝体の文字を打ち出すことができ,書式も横書き,縦書きの選択が可能であった.
編集,校正機能としては,常用句の引用,同文レター処理,プリンタ上での文字,文章の挿入,削除が簡単に行え,更にあらかじめ指定した単語の漢字への置換が自動的にできるなどの機能を有していた.