富士通のラップトップ型のパーソナル日本語ワードプロセッサであり,1989年3月に発表された.本機は,コンパクトなラップトップボディに見やすい大型液晶ディスプレイを採用して入力や編集が楽にできることを狙って開発され,以下の特徴を有した.
- (1)40字×21行表示の高輝度バックライト付大型液晶ディスプレイ(チルト式)の採用
- (2)48×48ドットの高品質熱転写プリンタを内蔵
- (3)実用的な7つのシステム手帳機能を搭載
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- 住所録・電話帳・スケジュール・システム手帳・メモ・カレンダ・時計
- (4)プログラムのROM化により高速処理を実現するとともに使いやすさを追及
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- スイッチを入れればすぐに選びやすいICON選択方式の初期画面が表示
- ワープロからシステム手帳へワンタッチで画面切替
- (5)新F・ROMカードによる機能拡張が可能
- (6)繰り返し使用できるマルチタイムリボンを提供
機種 | OASYS 30LX | |
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発表時期 | 1989年3月 | |
ディスプレイ | 種類 | 高輝度バックライト付液晶 |
表示文字数 | 40字×21行(16×16ドット構成) | |
フロッピィディスク | 3.5インチ 2DD×1台 | |
F・ROMカードスロット | 1個 | |
内蔵プリンタ |
B4 48ドット,熱転写, はがき印刷可,33字/秒 |
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重量 | 約6.8kg | |
電源 | AC100V |