1985年5月にカシオ計算機が発表した「カシオワードHW-100」は,簡単操作と普及価格を同時に実現することで,ワープロのパーソナルユースを拓くことを目的に開発された.
技術的には,
- 自然な話し言葉を漢字に変換する“口語文章入力方式”
- 大型LCDによる見やすいページレイアウト表示機能
- ワンタッチで装着できる記憶メディア“RAMパック”
- デュアルCPU採用をはじめとする新アーキテクチャ
持ち運びに便利なコンパクトボディに,乾電池とACの2電源方式を採用.ボディカラーは黒・赤・白の3色から選択でき,ワープロの市場をオフィスからパーソナルへ拡大するに目的相応しい,先進性を備えた製品であった.