1993年5月に東芝が発表したUNIXサーバで,UXシリーズを構成する機種.米国サン・マイクロシステムズ社の技術を導入して開発された.
CPUは,SuperSPARC(40MHz/50MHz)を採用している.本体の筐体サイズは,幅340mm×奥行き360mm×高さ130mmとコンパクトではあるが,本体に最大2CPU,メモリは最大512メガバイト,磁気ディスクは最大4ギガバイトを内蔵可能である.磁気ディスクは,拡張バルク装置を利用することにより,外部ディスクとしてさらに容量追加が可能である.
自動シャットダウン機能が搭載されていて,電源スイッチがオフになると,実際に電源を遮断する前に自動的にシステムシャットダウン処理が実行され,不用意なファイル破壊を防止する.
UX1000では,CPUに標準装備されているRAS機能による温度・電源などの異常の検知と通知,磁気ディスクのミラーリングとSCSIコントローラのレベルので二重化,拡張無停電電源装置オプションなどにより,高い信頼性のシステム実現が可能である.