【東芝】 UX5000

1993年2月に東芝が発表したUNIXサーバUXシリーズの最初機種.米国サン・マイクロシステムズ社のSPARCenter 2000をOEM導入して製品化した.同様のOEM製品としては,UXシリーズには,1993年5月に発表したUX3000(SPARCServer 1000),1996年4月に発表したUX7000シリーズ (Ultra Enterpriseシリーズ)がある.

UX5000は,SuperSPARC(40MHz)を2個搭載したシステムボードを最大10枚まで接続することができ(最大20CPU),最高2,190MIPS,268メガFLOPSの性能を実現している.

UX3000は,SuperSPARC(50MHz)を2個搭載したCPUしたシステムボードを最大4枚まで接続することができ(最大20CPU),最高1,000MIPS,130メガFLOPSの性能を実現している.

UX7000シリーズには,E/150,E/3000.E/4000,E/5000,E/6000の5モデルが存在しているが,これらは,それぞれサン・マイクロシステムズ社の,Ultra Enterprise 150,3000,4000,5000,6000に対応している.UX7000シリーズで採用されたCPUは,64ビットアーキテクチャのUltraSPARC-I(167MHz)である.

UXシリーズ OEM機の仕様
機種名 UX3000 UX5000 UX7000
モデル E/ 6000 E/ 5000 E/ 4000 E/ 3000 E/ 150
発表時期 1993年
5月
1993年
2月
1996年4月
CPU Super
SPARC
(50MHz)
Super
SPARC
(40MHz)
64ビットCPU
UltraSPARC-I(167MHz)
最大CPU数 8 20 30 14 14 6 1
最大メモリ容量 2GB 5GB 30GB 14GB 14GB 6GB 1GB
最大HDD容量 100GB 491GB 10TB 6TB 4TB 2TB 144GB
ネットワークインタフェース 10BASE-T 10BASE-T 10BASE-T/100BASE-TX
性能
(SPEC
rate)
int2 2,730 (2CPU)
10,113 (8CPU)
2,326 (2CPU)
8,047 (8CPU)
         
fp92 3,681 (2CPU)
12,710 (8CPU)
2,953 (2CPU)
10,600 (8CPU)
         
高信頼性機能
  • HW障害に対する自動再構成機能による縮退運転
  • HW障害に対する自動再構成機能による縮退運転
  • 電源投入状態での電源モジュール,ファンモジュール,CPU/メモリボード,I/Oボードの交換が可能
  • サーバモニタ機能によりシステム稼働状況・障害通報

Unixサーバ UX3000Unixサーバ UX5000Unixサーバ UX7000