【日立】 HITACHI 9000Vシリーズ モデルVT800

UNIXサーバVT800は,HITACHI 9000Vシリーズの最上位モデルとして,1997年10月に発表された.ヒューレットパッカード(HP)社の64ビットRISCプロセッサ"PA-8000"が搭載され,26.8ギガバイト/秒のピーク性能を持つクロスバスイッチが採用されたことにより最大16プロセッサまでの対称型マルチプロセッサが可能になっている.

オペレーティングシステムとして,HP社のHP-UX10.20,HP-UX11.00が採用され,64ビットのアドレッシング空間を活用する大容量のメモリやファイルシステムがサポートされた.HP-UX用の豊富なミドルウェアと流通プロダクトを利用でき,オープンなシステム環境でのデータウェアハウス,大規模データベースなどが可能になっている.

VT800の概略仕様
プロセッサ(周波数) PA8000(180MHz)
プロセッサ数 1-16
キャッシュメモリ 1MB(命令用)+1MB(データ用)
16MB(二次キャッシュメモリ)
主記憶容量 256MB-64GB

  
HITACHI 9000V/VT800