オールインワン型という,まったく新しいコンセプトのもと開発されたOAパソコンが日立パーソナルワークツール「PROSET(プロセット)30」である.32ビットCPU,20MBハードディスク,3.5型フロッピーディスク,10型(640×400ドット)カラーディスプレイ,プリンタ,モデムを1つのボディに搭載.ワープロ(一太郎VER.4),作図(花子VER.2),メール,通話,FAXなどが1台で行えることは,当時かなり画期的なことであった.また,複数アプリケーションのウィンドウ切り替えや,オプションで写真や静止画のキャプチャーにも対応するなど,先進的な操作環境を実現していた.1989年完成.