1989年10月,日本電気は,A4ファイルサイズで重量2.9kgのノート型パソコンPC-9801N(愛称:98NOTE)を発表した.
- 特長
- 1)CPUに16ビットマイクロプロセッサV30(クロック周波数10MHz,ノーウェイト)を採用.また,薄型のフロッピーディスク装置,液晶ディスプレイ,キーボードおよびカスタムLSI採用により,外形はA4ファイルサイズ(縦253mm×横316mm×厚さ44mm),重量2.9kgと小型,軽量化を実現.
- 2)1メガバイトの3.5インチフロッピー装置1台と,フロッピーディスク装置1台分に相当する1.25メガバイトのRAMドライブを内蔵しているため,フロッピーディスク装置を2台内蔵したモデルと同様の使い方ができる.
- 3)ディスプレイに640×400ドットの表示能力を持ち,ドット単位にカラー8色表示ができるバックライト付き液晶ディスプレイを搭載.
- 4)ユーザズメモリを640キロバイト標準装備し,さらにメモリ拡張仕様EMS(Expanded Memory Specification)に対応した2メガバイトのRAMカードを実装できるため,大規模なアプリケーションも利用可能である.