1997年10月,CPUにインテル社「PentiumProプロセッサ」,OSにマイクロソフト社「WindowsNT」を採用し,オフィスサーバ資産を基にWindowsNTアプリケーションソフトとの連携活用が可能な基幹システムを実現する「Express5800/600シリーズ」が発売された.グループウェアやWWWサーバソフトなど,「WindowsNT」対応の市販ソフトを動作可能としていることに加え,オフィスサーバ資産の利用を可能とするミドルウェア「A-VXIV」を搭載していた.さらに,WWWサーバソフトやWindowsNTアプリケーションとオフィスサーバ資産との連携を実現する「NT*A-VX連携ソフト」を提供していた.これらにより,ブラウザやWindowsNTアプリケーションから,蓄積された基幹業務資産を利用するイントラネットなどの新しい基幹システムの構築が実現できた.全モデルに「PentiumProプロセッサ(200MHz)」および100Mbpsの高速LANボードを搭載しており,スタンドアロンモデルから4CPU搭載の最上位モデルまで全7モデルを提供することで,シリーズ全体の性能レンジが約100倍を実現していた.ディスクアレイ装置(RAID5)や記憶容量12ギガバイトの大容量DAT装置,無停電電源装置(UPS)などのハードウェアに加え,システムの稼働状況を監視するソフト「ESMPRO/ServerManager」を標準搭載し,ディスクアレイの縮退運転など,故障の兆候を監視センタからユーザに通報する予防保守サービス「エクスプレス通報サービス」を提供していた.
モデル610 | モデル670 | モデル690 | ||
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CPU | PentiumPro(200MHz) ×1 |
PentiumPro(200MHz) ×2 |
PentiumPro(200MHz) ×4 |
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キャシュ | 一次 | 16KB | 16KBB | 16KBB |
二次 | 256KB | 1MB | 4MB | |
メインメモリ 標準〜最大 |
32MB〜288MB | 128MB〜2GB | 384MB〜4GB | |
内蔵ディスク 標準〜最大 |
3.2GB〜3.2GB | 12GB〜51.6GB | 24GB〜103.2GB |