H-8252形 光学文字読取機は,比較的小形な帳票上に記載された文字やマークを読み取れるドキュメントリーダであり,主にターンアラウンド帳票での利用ニーズに応える.一般用途に対応しており,汎用OCRとして初の国産OCRである.ドキュメントリーダが国内で使用されたのは1965年で,米国製のOEM導入(H-5820)を市場に投入していたが,国産化により,処理速度,読み取り性能,機構部の安定性,読み取り不能文字に対するリカバリーの容易さなどにすぐれた特長を持たせている.主な用途としては,生命保険業での月払い保険料の収納業務や電力/ガスの検針業務等でのニーズに応えた手書きマーク読み取りなどを実現していた.
読み取り文字 | N-2フォント(数字および特殊記号計14種) |
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取り扱う帳票 | 長さ 100~215mm,幅70~102mm 厚さ 0.1~0.15mm(70~110kg紙) |
処理速度 | 最大1,200枚/分(長さ100mm帳票) |
紙送り制御 | オンデマンド送り,連続送りを選択可能 |
利用形態 | HITAC 8000シリーズと接続 |
発売開始時期 | 1968年 |