【日立】 HITAC E-800シリーズ

HITAC E-800は日立製作所が開発した32ビットスーパーミニコンピュータで1980年に発表された.32ビットアーキテクチャでHITAC Mシリーズと命令互換を有し,分散処理システムへの適応,処理能力の拡大が図られた.ハードウェアはカスタムLSIの採用,キャッシュメモリの搭載などによって小型化,高速化を実現した.周辺装置は磁気ディスク装置の最大8台接続,Mシリーズインタフェースチャネル接続によるMシリーズ周辺装置の接続を可能にした.ソフトウェアはメインフレームの考え方を継承した「DPOS」を稼働させ,豊富なネットワーク支援機能によってメインフレームとの整合性を高めた.


  
HITAC E-800