1968年,現在のプリンタのように文字のパターンを電気的に記憶する方法などはなく,活字(字母)による印字方式しか世になかった当時としては,まったく画期的といえるドットの集合で印字を行う方式が開発された.
この装置は,128文字分表現できる,組み合わせた孔を持ったCG(Character Generator:文字発生器)と呼ばれる鉄板と,1文字を構成する縦7ドット×横5ドット分のガイドパイプに通したワイヤを持っており,紙に文字を印字する際には,128文字個々に定義付けされたポジションにCGを機械的に動かし,そのCGに,縦7ドット×横5ドット,計35本の打刻反対側のワイヤ端部を押しつけることで,CGに孔がない面に当たったワイヤが飛び出してそれぞれのドットを表現するものであった.
型名 | ワイヤドットプリンタ |
---|---|
印字方式 | ワイヤドット方式 |
文字数 | 128文字 |
文字構成 | 縦7ドット×横5ドット |
文字発生器構成 | 縦56 mm×横80mm (縦7mm×横5mmが1文字に対応) |