1966年,1200~2400bpsデータ伝送のサービスが開始されたことを機に,その環境下で機能するオンライン・リアルタイム処理システムの端末装置として,証券業務や銀行業務のような伝票などを素早く作成する必要のある業態向けに開発された.
機構部では小型化を極限まで追求し,制御部には高価だったコアメモリの採用を行わず,磁歪遅延線記憶装置(ディレイライン)を使用した.また,駆動系ではベルト駆動と紙送り,およびインクリボン駆動を1台のモータで行うことで,大幅な低価格化を実現した.
型名 | 2400B型ラインプリンタ |
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印字方式 | タイプベルトを用いたフライングプリント方式 |
通信速度 | 2,400ビット/秒 |
単位数 | 8単位(7ビット + 1パリティ) |
誤り検出方式 | 水平・垂直パリティチェック方式 |
誤り訂正方式 | エラー検出による再送要求方式 |
印字速度 | 150行/分(受信速度2,400ビット/秒相当) |
活字種類 | 128種(ISOコード) |
一行字数 | 132字 |