1960年,従来のさん孔タイプライタの小型化および多機能化のニーズから開発された,紙テープの読み取りさん孔機能が付加された卓上型の多機能電動タイプライタであるが,電子計算機の入出力装置としても利用された.1961年~80年まで約2万台製造された当時のベストセラー機であった.
部品点数約2,000点,印字はタイプバー方式で強力なインパクト力のため10枚程度の複写が可能で,印字速度は英数カナ文字で500字/分であった.小型化は,それまでメカが担っていた機能部分を,小型リレーを多用することで実現した.
型名 | OKITYPER-2000 |
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符号方式 | 8単位 8線式 |
送受信速度 | 500字/分 |
印字方式 | タイプバー・アップ・ストローク |
シフト方式 | タイプバスケットシフト |
収容活字種類 | 和欧文2段 |
最大印字数 | 100字/行 |
リーダー方式 | センシングピン/ノンストア型 |
リーダーチェック | 2重読み取り照合機能 |
パンチ防止機能 | テープ符号と送信符号の照合機能 |