1991年11月,日本電気より,パソコン用プリンタとしては日本で初めてA3判用紙に1インチ当たり400ドット(400DPI)の解像度で印刷できる日本語ページプリンタPC-PR4000/4等4機種が発表された.新製品4機種はA3判対応のPC-PR4000/4,B4判対応で解像度400DPIのPC-PR2000/4,B4判対応で解像度240DPIのPC-PR2000/2,A4判対応で解像度240DPIのPC-PR1000/2であった.
新製品は以下の特長を有していた.
(1) | PC-PR4000/4,PC-PR2000/4はそれぞれA3用紙,B4用紙へ400DPIの印刷が可能で高品位の文書作成を容易にしていた. |
(2) | 新規に開発された印刷画像のエッジ部分を平滑化する技術であるSET(Sharp Edge Technology)機能を有しているため,240DPIの現行機に比べて400DPIで2倍,240DPIで1.25倍相当の印刷品質を実現していた. |
(3) | プリンタ記述言語NPDL(NEC Printer Description Language)レベル2を採用しており,文字の任意の角度での回転や任意なサイズでの印字が可能になっていることなど,文字および図形の表現力が向上していた. |