日本電気は1983年5月,パソコン向け日本語プリンタの小型低価格機種PC-PR201を発表した.
PC-PR201は24ピン・プリントヘッドを採用,印字幅90桁(英数カナでは136桁),印字速度40字/秒で30万円を切る価格となった.オプションでJIS第2水準漢字をROMで追加できる.
また同社は1984年7月,PC-PR201の姉妹機であるPC-PR101を発表した.PC-PR101は印字幅53桁(英数カナでは80桁)の小型機種であり,床面積はPC-PR201の約70%とコンパクトである.
“PC-PR201xx”“PC-PR101xx”の名称はその後カラー化や印字方式の変遷の中,同社のパソコン用シリアルプリンタの代表機種として受け継がれた.
型名 | PC-PR201 | PC-PR101 |
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印字方式 | ドットインパクト方式 | |
文字の種類 | 英数カナ,漢字JIS第1水準(オプションで第2水準) | |
文字構成,寸法 |
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最大印字数(字/行) |
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ドットピッチ | 縦横とも1/160インチ | |
改行間隔 | 1/120インチ単位で可変 | |
複写能力 | オリジナル含め 4 枚 | |
印字速度(字/秒) |
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用紙幅 | 5〜16インチ | 5〜10インチ |
外形寸法(mm) | 570(W)×335(D)×125(H) | 410(W)×335(D)×125(H) |
重量(kg) | 9.5 | 8.5 |