1961年に日立製作所と米国RCA社,アネレックス社が技術提携してコンピュータシステムを開発することになった.これに伴って,日立工機がプリンタの製作を担当することになり,当初アネレックス社からのノックダウン方式で生産を開始し,後に活字ドラム,ハンマモジュールなどの自製に努力し国産化に成功した.
これが当時世界最高速のドラム式ラインプリンタ,H-333, H-335ラインプリンタである.
HITAC3010/4010/5020処理装置に接続し,多量の計算結果を高速で印刷可能.
本ラインプリンタはいずれもバッファを備えており,印字動作を処理装置の動作と並行して行なうことができた.
H-333 | H-333B | H-333C | |
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1行最大印字数 | 120字/行 | ||
印字速度 | 800 (1,000)※ 行/分 | 510 (600) ※ 行/分 | |
活字の種類 | 64(英,数,特殊記号) | 64(かな,数,特殊記号) | 96(英,数,特殊記号) |
発表時期 | 1963年 |
H-335 | H-335B | H-335C | |
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1行最大印字数 | 160字/行 | ||
印字速度 | 835 (1,075) ※ 行/分 | 510 (600) ※ 行/分 | |
活字の種類 | 64(英,数,特殊記号) | 64(かな,数,特殊記号) | 96(英,数,特殊記号) |
発表時期 | 1963年 |
※ 実効速度(最高速度)