沖電気はコンピュータOKITAC-5090シリーズの大型化,オンライン化に伴い1964年に12,000字/分のハイスピードテープパンチ発表を発表した.
主な特徴は次の通りである.
- (1)動力源に200ワットインダクションモータを使用し,符号選択,テープフィードの電磁マグネットの負荷を軽減してあることにより,さん孔動作はきわめて安定している.
- (2)テープリール部を有し,紙テープ1巻を連続的にさん孔し,巻取るが途中でテープ取り出し,別の短テープに受信さん孔することもできる.
- (3)さん孔済みテープを高速に巻戻すことができる.
- (4)サプライリールエンプティ,ワインドリールフル,テープアウト,ウエストボックスフルなどで警報を発し,操作はきわめて容易であった.
OKIハイスピードテープパンチ | ||
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紙テープ使用単位数 | 6単位または8単位 | |
さん孔速度 | 最高12,000文字/分 | |
孔径 | 信号孔 1.83mm フィード孔 1.17mm | |
さん孔ピッチ | 2.54mm | |
使用テープ | 厚さ0.1mm 幅22.3mmまたは25.4mmの紙テープ | |
テープ処理 | 容量275mm(1巻)のリールで自動供給および巻取り | |
重量 | 265kg | |
外形寸法 | 700(W)×600(D)×1415(H)mm | |
電源 | 50Hz,60Hz,AC100V 1.1kVA |