H-6495は,128トラック新フォーマットを採用した磁気テープ装置であり,1997年6月に日立製作所から出荷が開始された.128トラックフォーマットとデータ圧縮3機能によりカートリッジテープ1巻あたり約30GB(非圧縮時10GB)の大容量,高密度記録が実現された.また,ACONARCチャネル接続時のデータ転送速度を従来の9MB/Sから17MB/Sに向上した.
H-6495カートリッジ磁気テープ装置は,磁気テープライブラリ装置接続用として,4ドライブ搭載のH-6495-524Lと,スタンドアロン2ドライブ搭載のH-6495-522LBが設定された.H-6495-524Lは1台のライブラリ装置に最大8台(32ドライブ)の接続が可能であり,H-6952のエンハンスモデルH-6952-5/6に接続可能である.これにより,ライブラリ装置1台に収納できるテープの記憶容量は9.9〜263TBとなった.