H-6488-32は,中小型コンピュータのニーズとして,従来のホストコンピュータ的な役割に加え,分散システムにおけるサーバ的な役割も担うため,小型,大容量の磁気テープ装置として1995年3月に日立製作所から出荷された.
制御装置1台とテープドライブ1台を内蔵するH-6488-31と,制御装置1台とテープドライブ2台を内蔵するH-6488-32の2モデルを同時リリースされた.テープドライブは36トラックフォーマットをサポートし,8巻のテープを自動装填可能なカートリッジ自動交換機構が,各ドライブに装着できた.さらに,装置と保守センタを通信回線で接続することにより,障害情報を自動転送可能な遠隔保守機能がサポーされた.