H-6952-1/2は,磁気テープライブラリ装置の一層の大容量化,磁気テープ収納巻数増大の要求に対応し,H-6951-1の後継製品として,1993年3月に日立製作所から出荷された.
H-6952-1はアクセッサロボット,ライブラリ制御部を各1台搭載した中小規模システム向けの省スペースタイプであり,H-6952-2はデュアルアクセッサロボットの大規模システム向け高性能タイプである.最大8,751巻まで増設可能なテープ収納庫,および最大8台の磁気テープ制御装置,32ドライブの磁気テープ装置を組み合わせることで,77パターンのモデル構成を有し,顧客のシステム要件に柔軟に対応可能である.磁気テープ装置は36トラック新フォーマットをサポートしたことにより,ライブラリ装置1台当たりの最大記憶容量は,21TB(データ3倍圧縮時)となった.