日本電気は1964年4月,NEAC-2200とともにN204A磁気テープ装置,N204B磁気テープ装置を発表した.N204Aは3/4インチ幅,N204Bは1/2インチ幅のテープを使用する.
テープ駆動方式は真空キャプスタン方式で,テープ緩衝機構は真空室方式,記録方式はNRZIである.
本装置にはテープ走行速度の異なる幾つかのモデルを設けている.
本装置は,その後のNEACシリーズ2200の各モデルでも使用された.
型名 | N204B -1,-2 | N204B -3,-4 | N204B -5 | N204A -3 | ||
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磁気テープ | 幅 (mm) | 12.7 | 19.05 | |||
長さ(m) | 732 | − | ||||
トラック数 | 7 | 10 | ||||
テープ走行速度 (インチ/秒) | 36 | 80 | 120 | 120 | ||
テープ巻戻し速度 (インチ/秒) | 108 | 240 | 360 | 360 | ||
スタート,ストップタイム(msec) | 3 | 3 | 4 | − | ||
記録方式 | NRZI | − | ||||
情報記録密度(ビット/mm) | 21.8 | 21.8 | ||||
情報転送速度(文字/秒) | 20k | 44k | 67k | 133k | ||
用途 | NEAC-2200 およびNEACシリーズ2200 |