日本電気は1966年8月,小型計算機システム向けにE204磁気テープ装置を発表した.E204は駆動機構の簡略化と,長さの比較的短いテープ媒体を使用することによって小型化,低価格化をはかり,1筐体に2デッキを納める構成としている.テープ駆動方式はピンチローラー方式,テープ緩衝機構は真空室方式である.
本装置はNEACシリーズ2200のモデル50や多目的科学用コンピュータNEAC-3100等の小型計算機で使用された.
磁気テープ |
幅 (mm) | 12.7 |
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長さ(m) | 137 | |
トラック数 | 7 | |
テープ走行速度 (インチ/秒) | 16 | |
テープ巻戻し速度 (インチ/秒) | 48 | |
スタート,ストップタイム(msec) | 10 | |
記録方式 | NRZI | |
情報記録密度(ビット/mm) | 21.8 | |
情報転送速度(文字/秒) | 8.9k | |
用途 | NEACシリーズ2200/M50,NEAC-3100 |