【日立】 H-6485-1 カートリッジ磁気テープ装置

H-6485-1は,従来のオープンリールテープに替る新しい媒体であるカートリッジテープ,薄膜ヘッドの採用により大容量化(日立圧縮時600MB/巻)を実現した18トラックカートリッジ磁気テープ装置であり,大型システム向けに1987年10月に出荷された.
リール to リール テープ駆動方式の採用により装置の小形化を図るとともに,磁気テープの小形化によりバックアップテープの保管スペースを含め,大幅なスペース削減が可能となった.また,世界初のカートリッジ自動交換機構(8巻)の採用により,オペレータのテープ交換作業が大幅に低減された.
H-6485-1の他に中小型システム向けとしてH-6485-31/5を開発した.

H-6485-1/H-6485-31/H-6485-5磁気テープ装置の主な諸元
形名 H-6485-1 H-6485-31 H-6485-5
使用磁気テープ 1/2インチ幅,165m長
トラック数 18
記録密度(BPI)
38000
IBG(mm) 2
テープ速度(m/秒) 2
データ転送速度(MB/秒) 3.0/6.0*1 1.5/3.0*1 0.75
最大構成デッキ数 16*2 4 1

*1:日立圧縮時

*2:デュアル制御装置時


  
H-6485-1 カートリッジ磁気テープ装置