日立製作所が1997年5月に発表したH-6592/6595は,RAID技術を採用し,高信頼性/高可用性/高性能/大容量を兼ね備えただけでなく,多様なプラットフォーム間でのデータ連携を提供できる高機能ディスクアレイ装置である.メインフレームとオープンシステムの両システムから1台のディスクアレイサブシステムを利用することが可能である.
この装置は以下の特徴を持つ.
- (1)従来比約2倍の9ギガバイトの大容量ディスクドライブを採用し,サブシステム当たり最大1.6テラバイトの記憶容量を実現.またRAID1方式を追加したことにより要求性能やアプリケーションに応じ最適なシステム構成を構築可能.
- (2)同一サブシステム内にメインフレーム,各種UNIXやWindows NTなどの異種OSのデータ共存を可能とする“HMRS(Hitachi Multiplatform Resource Sharing)”,これらの異種OS間でデータ交換を実現する“HMDE(Hitachi Multiplatform Data Exchange)”,さらにオープンシステム側のデータをメインフレーム側の高信頼デバイスにバックアップする“HMBR(Hitachi Multiplatform Backup/Restore)”などのマルチプラットフォーム機能をサポート.
| 項目 | 仕様 | |
|---|---|---|
| 接続システム | メインフレーム | オープンシステム | 
| ホストインタフェース | ACONARC/BLMPX | SCSI-2 | 
| RAID方式 | RAID5/RAID1 | RAID5 | 
| サブシステム容量 | 46GB〜1.6TB | 48GB〜1.6TB | 
| キャッシュ容量 | 256MB〜16GB | |
| 外形寸法(WxDxH)mm | 1268〜2918x800x1790 | |


