DK224A-14は,日立として初めて磁気ヘッドにMR素子を採用し,最大記憶容量1.44ギガバイトを実現した製品である.
デスクトップパソコンで行ってきた業務をノートパソコンで行うケースが増え,エンドユーザが,画像や音楽データなど大容量のマルチメディアデータを取り扱う機会が多くなっていた.こうした状況により,2.5型ハードディスク装置(以下,HDD)についても,大容量への要求が高まっていた.MRヘッドに加え,従来の方式に比べ,より高い記録密度に対応するPRML信号処理技術によって,1平方インチ当たり880メガビットの面記録密度を達成した.
完成時期 | 1996年7月 |
---|---|
装置当り記憶容量 | 1.44GB |
BPI | 124,000 BPI |
TPI | 7,100 TPI |
面記録密度 | 880Mb/inch2 |
円板枚数 | 3枚 |
ヘッド本数 | 6本 |
平均シーク時間 | 12(リード時)ms |
ディスク回転数 | 4,464rpm |
データ転送速度 | 最大 7.0MB/s |