【日立】 A-6531,A-6533ディスクアレイ装置

A-6531は日立製作所が1995年4月に発表した,コンピュータシステムのダウンサイジング化・高速化・高信頼性の要求に応えるために開発された小型ディスクアレイサブシステムである.
RAID技術を採用し,高信頼性/高可用性/高性能を兼ね備え,データサーバ用ワークステーションやPC-LANサーバの外部記憶装置として最適な新世代オープン向け磁気ディスク装置である.
この装置は以下の特徴を持つ.

(1)データ分散方式としてRAID5を採用し,ディスク障害時も別のディスクよりデータを回復しながら処理を継続可能.
(2)業界標準のSCSI-2インタフェースを採用し,各種システムに接続可能.
(3)4〜128メガバイトの不揮発キャッシュを搭載し,高トランザクション性能を実現.
(4)用途に合わせた4つのタイプをラインアップ.サブシステム容量/キャッシュ容量ともシステムに合わせ幅広く対応できる.
筐体タイプ デスクトップタイプ ミニタワータイプ ラックマウントタイプ キャビネットタイプ
型名 A-6531-DK A-6531-MK A-6531-RK A-6531-CK
ホストインタフェース SCSI-2
サブシステム容量 4.6〜16.6GB 4.6〜33.3GB 4.6〜66.6GB
ディスクドライブ 1.1GB/2.0GB/4.1GBディスクドライブ
キャッシュ容量 4〜64MB 8〜128MB
外形寸法(WxDxH)mm 150x380x350 230x465x409 484x708x217 300x600x700

A-6533は日立製作所が1997年3月に発表した小型ディスクアレイサブシステムである.急成長を続けるオープン市場でのストレージへの高性能,大容量ニーズに応えるため,従来機種A-6531のプロセッサおよび内部バスを高速化することにより,約2倍のデータ転送性能を実現した.
A-6531からの主なエンハンス項目を以下に示す.

(1)プロセッサおよび内部バス高速化
(2)不揮発キャッシュを大容量化(最大1ギガバイト)
(3)高速・大容量ディスクドライブの採用
(4)Ultra-SCSIインタフェースを採用
筐体タイプ デスクトップタイプ ミニタワータイプ ラックマウントタイプ キャビネットタイプ
型名 A-6533-DK A-6533-MK A-6533-RK A-6533-CK
ホストインタフェース Ultra SCSI
サブシステム容量 4.1〜16.6GB 4.1〜71.5GB 4.1〜143GB 4.1〜286.1GB
ディスクドライブ 2.0GB/4.1GB 2.0GB/4.1GB/8.7GBディスクドライブ
キャッシュ容量 16MB 16〜1024MB
外形寸法(WxDxH)mm 150x400x350 230x465x409 484x656x263 300x600x700

A-6531DKA-6531MKA-6531RK
  
A-6531CK