公開日:2009年9月14日
最終更新日: 2023年7月12日
1997年11月に発表し,翌1998年1月にサンプル出荷が開始された厚さ8.45mmの超薄型2.5インチ磁気ディスク装置で,世界で初めてGMRヘッド(巨大磁気抵抗効果型ヘッド)を採用した.PCで扱うデータ量の飛躍的増加に伴って,ノートブックPC用磁気ディスク装置にもさらなる大容量化が求められていた.この要求に応えるために,GMRヘッドを採用し,1平方インチあたりの面記録密度を約3ギガビットまで高めることで,装置として従来機種に対して50%向上させることができ,3.2ギガバイトの記憶容量を実現した.また,本体重量も,ノートブックPC搭載を想定し,95gを達成した.
また,1998年5月には,同じくGMRヘッドを採用して記憶容量6.4ギガバイトを達成した,厚さ12.5mmの薄型磁気ディスク装置MK6409MAVの量産も開始された.
| 形名 | MK3207MAT | MK6409MAV |
|---|---|---|
| 記憶容量 | 3.2GB | 6.4GB |
| 平均シーク時間 | 13ms | |
| データ転送速度 | 33.3MB/s (Ultra DMA Mode-2) |
|
| 回転数 | 4,200rpm | |
| バッファ容量 | 512KB | |
| インタフェース | ATA-3 | ATA-4 |
| 外形寸法 | 厚さ8.45×幅70×奥行100 mm | 厚さ12.5×幅70×奥行100 mm |
| 重さ | 95g | 150g |
| エネルギー消費効率 | 0.00028W/MB | 0.00014W/MB |



